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2025年12月15日

食べ放題の本気を見た夜|40代男性6人が挑んだコスパ最強忘年会

▶忘年会の季節

12月に入ると、街の空気が一気に変わる。吐く息が白くなり、コートの前を閉じる回数が増え、駅前の居酒屋には夕方になる前から明かりが灯り始める。

ああ、今年もこの季節が来たな、と自然に思う。忘年会。良くも悪くも、一年の区切りを意識させられる時期だ。

▶40代男性6人の忘年会

今回の忘年会は、会社の同じ部署で働く40代の男性6人。全員が40代。若手だった頃はとっくに過ぎ、管理職や中堅として、仕事でも責任を背負う立場になっている。昔のように「とにかく飲んで騒ぐ」というタイプの飲み会は減り、最近は落ち着いた店を選ぶことも多くなった。

それでも、心のどこかでは「今日は腹いっぱい食べたい」「遠慮せずに頼みたい」という気持ちが残っているのも正直なところだ。40代になると、普段の食事では自然とブレーキをかけるようになる。健康のこと、翌日のこと、胃の重さ。いろいろな理由が頭をよぎる。でも、忘年会くらいは、そのブレーキを少しだけ外してもいいのではないか、そんな空気が自然と生まれていた。

▶店選びの理由

今回の店を選んだ理由は明確だった。税込4000円で2.5時間の飲み放題付き。さらに、枝豆とポテトフライが食べ放題。この条件を見たとき、全員で「これにしよう」と全会一致。派手な料理ではない。高級食材が並ぶわけでもない。だが、枝豆とポテトという、宴会の基本中の基本が食べ放題になるというのは、40代にとってかなり魅力的だった。

▶店内の雰囲気

店に着くと、入口付近はすでに賑わっていた。20代と思われる若者グループの笑い声が聞こえ、テーブル席では会社帰りのサラリーマンたちがグラスを傾けている。年配のグループもいて、同窓会なのか、昔話に花を咲かせている様子だった。客層は実に幅広い。20代から60代くらいまで、いろいろな世代が同じ空間で酒を飲んでいる。この時点で、「ここは宴会向きだな」と直感した。

案内されたのは店の奥にある個室だった。完全に閉ざされた空間ではないが、周囲の視線はほとんど気にならない。声も適度に遮られ、会話がしやすい。忘年会にはちょうどいい距離感だ。店内の反対側には「はなれ」もあると聞き、今回は使わなかったが、次はそこもいいなと自然に思った。

▶飲み放題のテンポ

席に着いてすぐ、飲み物を注文する。呼び鈴を押すと、驚くほど早く店員さんが来る。飲み放題の店では、ここでストレスを感じることも多いが、この店は違った。オーダーから提供までのテンポがとにかく早い。ビールが運ばれてきて、乾杯をするまでにほとんど待たされない。これだけで、宴会の満足度はかなり上がる。

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▶枝豆とポテト

最初に運ばれてきた枝豆とポテトフライを見たときは、正直、特別な感情はなかった。「まあ、普通だな」という印象だ。だが、一口食べて、その印象は変わる。枝豆はほどよい塩加減で、冷たすぎず、豆の味がしっかりしている。ポテトフライは揚げたてで、表面がカリッとしており、中はホクホクだ。
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ここからが、この夜の本番だった。一皿が空くと、同僚が「もう一皿いく?」それに対して、否定の声は一切出ない。自然に追加注文が入る。ポテトも枝豆も、頼むたびに揚げたて、茹でたてで出てくる。食べ放題でありがちな「まとめて作ってある感じ」がない。これが想像以上に大きかった。
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気づけば、テーブルの上には何皿もの空の器が積み重なっていた。途中で数えてみると、枝豆がすでに6皿、ポテトが7皿。まだ序盤だ。誰も無理をしている感覚はない。ただ、会話をしながら、酒を飲みながら、自然に手が伸びているだけだ。

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途中、若い従業員さんがこちらのテーブルを見て、少しだけ苦笑いしているように見えた。もちろん、嫌な対応は一切ない。ただ、「またポテトか」という空気がほんの一瞬だけ漂った気がした。それが逆に面白くて、場が和む。おじさん6人で、ポテトをひたすら頼む光景は、確かに少し異様だったのかもしれない。

ちなみに、ポテトのおかわりには毎回ケチャップが付いてくる。これは地味に注意点だ。ケチャップを使わない人も多いので、不要な場合は追加注文の際に「ケチャップなしで」と伝えたほうがいい。こうした細かいところに気づくのも、40代ならではだろう。

▶コース料理

ポテトと枝豆でかなりの量を食べたはずなのに、コース料理は容赦なく続いていく。ここでありがちな「もう入らない」という空気にはならなかった。それは、一品一品の量と重さが絶妙だったからだと思う。

最初に出てきたシーザーサラダは、いわゆる宴会用の申し訳程度のものではなかった。シャキッとしたレタスに、しっかりとコクのあるドレッシングが絡み、粉チーズの香りもきちんと立っている。40代になると、生野菜を意識して食べるようになるが、このサラダは「健康のため」ではなく「ちゃんとうまいから食べる」一皿だった。油物が続く中で、口の中を一度リセットしてくれる役割も果たしてくれる。

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次に運ばれてきた枝豆&カリカリパスタは、枝豆食べ放題とは別枠なのに、しっかり存在感があった。カリカリパスタの塩気と食感が、枝豆とは違うアクセントになる。枝豆はもう何皿も食べているはずなのに、この組み合わせになると、なぜかまた手が伸びる。こういう「別腹を刺激する構成」は、宴会慣れしている店だと感じた。

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カツオのたたきが出てきた頃には、すでにテーブルの上はかなり賑やかになっていた。それでも、この一皿は明らかに空気を変えた。さっぱりした味わいと薬味の香りが、揚げ物中心になりがちな宴会の流れを一度断ち切ってくれる。40代になると、こういう魚系の一品があるだけで満足度が一段上がる。脂っこさに疲れた胃にも優しい。

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4種ディップのナチョスは、正直そこまで期待していなかった。しかし、実際に食べてみると印象が変わる。チーズ、サルサ、スパイス系のディップがそれぞれ違う味わいを持っていて、単調にならない。ナチョス自体も軽すぎず重すぎず、つまみとして非常に優秀だった。若者向けのメニューかと思いきや、40代でも自然に手が伸びるのが不思議だった。

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唐揚げ&ポテトが再び登場したときには、さすがに「まだ来るのか」という感じもあったがしかし、唐揚げは衣が重すぎず、中はジューシーで、ポテトとはまた違う満足感がある。ここまでポテトを食べているのに、それでも唐揚げは別物として成立している。宴会で唐揚げが外れない理由を、改めて思い知らされた。

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清流若どりのジャンボもも串は、名前に偽りなしだった。一本の存在感がしっかりあり、「食べた」という感覚を確実に残してくれる。40代になると、こういうメイン感のある一品があるかどうかで、宴会の評価は大きく変わる。脂が重すぎず、噛むほどに旨みが出るのも印象的だった。

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そして最後の〆、うどん。正直なところ、この時点でかなり満腹だった。それでも、鍋のスープを吸ったうどんを見ると、なぜか箸を置けない。スープの旨みが染み込み、胃に優しく収まっていく感覚がある。もしスパイシートマト陶板を選んでいたら、〆はチーズ炒め飯になるらしいが、想像するだけで満腹感が跳ね上がる。

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▶宴会を終えて

ここまで食べて、飲んで、正直「これ以上は無理だ」というラインに来ていた。そのため、追加メニューとして用意されている神戸牛のステーキ串やカニ盛り合わせ、本マグロてんこ盛り、特製デザートの存在を思い出しても、「今回は頼まなくていいな」という結論になった。むしろ、これ以上追加したら楽しむ余裕がなくなりそうだった。

食べ放題があることで、量に対する不安が消え、結果的にコース料理をしっかり味わえる。この感覚は、実際に体験してみないと分からない。40代にとって「もう十分だ」と素直に思える宴会は、意外と少ない。

この店の良さは、単に安いとか量が多いとかではない。宴会という場に必要な要素を、きちんと押さえている点にある。料理の提供が早いこと、個室があること、客層が幅広いこと。これらが揃っていると、幹事としての負担は大きく減る。

40代になると、宴会の幹事を任される機会も増える。そんな立場から見ると、この店は非常に使いやすい。料理が足りないと言われる心配がなく、追加注文の判断を迫られることもない。食べ放題という仕組みが、精神的な余裕を生んでくれる。

忘年会だけでなく、新年会、送別会、歓迎会、同窓会。いろいろなシーンで使えるだろう。実際、店内を見渡すと、どのテーブルもそれぞれの時間を楽しんでいる様子だった。世代が違っても、同じ空間で違和感なく過ごせるというのは、実はかなり貴重だ。
そして何よりコスパは本当に良い。

会計を終えて店を出ると、外の空気が一段と冷たく感じた。腹は満たされ、心地よい疲労感が残っている中同僚が「次は、はなれで新年会だな」。全員がうなずく。無理をせず、それでもしっかり楽しめる。そんな忘年会だった。

今回は食べ放題の本気でポテトフライと枝豆をとことん食べて心もお腹もみたされた大満足の夜となった。

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